ミニボーグ50EDII
ゴースト対策を施したダイヤモンドリング撮影の決定版!
200台完売しました。
2008年8月1日の皆既日食
BORG77EDII・F4.3/6.6DGセット+EOS40D 撮影:星ナビ編集部 川村晶様
500mmなのに軽くて分解できる。
新製品 ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】 <限定200台>
¥41,000(税込) OD特価¥34,800(税込) 2009年6月25日発売済
※この製品は200台完売しました。
<主な仕様>
●口径:50mm●焦点距離:500mm●F:10●2群2枚EDアポクロマート●マルチコート●鏡筒重量:480g
●鏡筒全長:312mm(60φ鏡筒L153mm×2本)+対物セル+対物フードの計4分割●フードの先端に52mmフィルターが装着可能●付属品:キャップ、フード、対物レンズ、鏡筒L153mm×2本(接眼部は別売)
※写真の接眼部MMF-1は別売 ※写真の組み合わせでは合焦しません。延長筒等が必要です。 ※写真は試作品です。
※本機種の望遠レンズセットは予定していません。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の付属品
フード、対物レンズ(セル付)、鏡筒L153mm×2本(接続アダプター付)※画像は試作品です。量産品はフードとセルが分割出来ます。
50EDII対物レンズの鏡筒のバラ売りを開始します。いずれも限定販売・在庫限りです。
※60φL153鏡筒【7615】はアダプター【7616】は別売です。2009年9月4日から販売開始です。直販可能。
50ED対物レンズ【2052】の対物セルの詳細
量産品は右の画像のように対物セルが外せます。左の画像のように前後にキャップをすることも可能です。
対物レンズセルの内側はM57ですので、絞りM57【7057】も装着可能です。
50EDII用フードに装着したD4フィルター【7100】
D4フィルター【7100】は6月末に最終入荷50枚があります。→完売しました。
<本製品の組み合わせ例>
(1)眼視:31.7ミリサイズアイピースによる直視の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7604】+【7205】+MMF-1【9857】+31.7ミリサイズアイピース
(2)眼視:31.7ミリサイズアイピースと31.7ミリサイズ天頂プリズム併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7602】+【7205】+MMF-1【9857】+31.7ミリ天頂プリズム【7318】+31.7ミリサイズアイピース
(3)眼視:地上プリズムEP-1【7777】併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7205】+MMF-1【9857】+【7528】+【7364】+EP-1【7777】
(4)写真:直焦点撮影の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7205】+MMF-1【9857】+【7528】+【7000】+各種カメラマウント+一眼カメラボデー
(5)写真:1.4倍テレコンバーターGR【7215】併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+MMF-1【9857】+【7528】+【7604】+【7215】+【7000】+カメラマウント+一眼カメラボデー
※上記はあくまで一例です。実際には無限に組み合わせが考えられますので、ご予算とお手持ちのパーツとご相談いただければ幸いです。
※眼視はビクセン製LVシリーズアイピースでの合焦例です。他のアイピースでは延長筒の変更が必要な場合があります。
※出来れば、延長筒の代わりにヘリコイドを挿入すると合焦の幅が広がって便利です。
※協栄産業東京店オリジナルセットの情報はこちら。
<本製品の特長>
●皆既日食撮影時に最も気になるゴーストの排除を対物レンズ設計時から意識した業界初のゴーストレデュースタイプの望遠鏡です。
●以前から天体望遠鏡による直焦点撮影がもっともゴーストが出にくいといわれていますが、その中でも恐らく一番ゴーストが出にくいと思われる望遠鏡です。
●メイン鏡筒を2分割、対物レンズ部を含めると4分割に分解可能なボーグならではのコンパクト設計です。
●最大でも153mmの長さに収まりますので、荷物制限の多い海外旅行にも手荷物で持ち運べます。
●500mmという長焦点にも関わらず、鏡筒重量はわずか480gと超軽量ですから、手持ち、半手持ち撮影が十分可能です。
●野鳥用にはF10という暗さがネックですが、最近の一眼デジカメの高性能化により、高感度ノイズが減ったため、意外と早いシャッタースピードが切れるので大きなデメリットとはいえなくなりました。
●むしろFが暗い分、名機と呼ばれる45EDIIよりもさらにシャープなので、大トリミングに耐えるカミソリのような切れ味を有しています。
●F10の直焦点でも、電子マウントアダプターでフォーカスインジケーターが一応(やや鈍い)反応します。
●皆既日食後でも、朝日や夕日のゴーストの少ないシャープな描写が得られる貴重なレンズとして有効活用できます。
●月面撮影にも最適。特に月齢の連続写真をコンスタントに撮るには最適な機材です。
●地球照の撮影や星食の撮影など、極端にゴーストを嫌う場面でも有利です。
●これから活発化すると思われる太陽黒点の継続撮影にももちろん最適です。D4フィルターも生きます。
●2012年の金環日食にも、そのまま使えます。
●とにかく失敗が少ないレンズです。誰が撮ってもコンスタントにきれいな写真が得られる確率が一番高い望遠鏡です。ゴーストの失敗、ピンボケの失敗、ブレの失敗等から逃れやすい性質の望遠鏡です。
●52mmのフィルターネジがフードの先端に切ってあります。
●鏡筒内には全面に植毛紙を添付。絞りも1箇所に設けていますので、遮光対策もバッチリです。
●ミニボーグシステムに繋がるM57ネジを採用。お手持ちのボーグパーツが有効に使えます。
●付属の延長筒60φL153mmは貴重な60φのロング延長筒。他のミニボーグにも流用可能。
●同時発売の新型1.4倍テレコンバーターGR【7215】との相性が抜群です。最強の組み合わせです。
●分割鏡筒の接続アダプター(絞り兼用)の内側にも隠れ52mmフィルターネジがあります。
●対物セルだけが簡単に外れますので、移動時もかさばりませんし、防湿庫に入れての保管も容易です。
<本製品開発の背景>
今回の対物レンズは皆既日食撮影用の天体望遠鏡を目指しましたが、開発テーマは3つ。
ひとつは「ゴーストの排除」、もうひとつは「天体望遠鏡の高解像力を堪能できるレンズ」、最後は「気軽に使える望遠レンズ」を目指しました。
皆既日食には実は相当なリスクがあります。天候のリスク、職場を休んで出かけるリスク等々ありますが、せっかく高い旅費と貴重な休みを費やして日食に出かけても、肝心の写真がゴーストだらけだったら・・・。そこで、ゴーストがでにくい望遠鏡を作ろうと思い立ちました。実はゴーストの除去は当然各カメラメーカーも長年取り組んでいるヘビーなテーマなのですが、そう簡単には解決しないテーマなのです。ただ、天体望遠鏡はもともとレンズ構成が2枚という単純な光学系のため、そもそも直焦点ではゴーストが出にくいといわれてきました。さらに今回は、対物レンズに秘策を施してあり、弊社のテストの範囲ではゴーストは全く確認できませんでした。
本製品はテレコンバーターを入れずに500mmとしたことにより、必然的にF10という暗さになりましたが、これがかえって幸いし、非常に高性能な対物レンズが出来上がりました。カメラ用の500mm望遠レンズとは全く異次元のシャープさを有し、天体望遠鏡の中でも傑出した高解像力を誇ります。
このレンズを味わうと他の望遠レンズや望遠鏡を使う気がしなくなるかもしれません。
これだけの高性能を有していても、高価で重いレンズではボーグらしくありません。今回もボーグならではのリーズナブルな価格と500mm望遠とは思えない軽さを実現しましたので、きっとご満足いただけると思います。限定200台ですので、ご予約を急いだほうがいいかもしれません。
<本製品使用上の注意>
●本製品【6052】だけでは合焦しません。別売のミニボーグ鏡筒【6160】、各種延長筒、各種ヘリコイド、MMF-1【9857】、ミニミニドロチューブ【7205】等が必要になります。
●本製品を使用した望遠レンズセット等のセット販売は予定していません。必要なパーツは別途お求めください。
●本製品の画像は試作品です。量産品は、フード、対物セル、分割鏡筒に分解できます。
●カメラ三脚や片持ちフォーク式赤道儀【3101】への固定は鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートNをご利用ください。ビクセン互換のアリミゾにはアタッチメントプレートWT等を併用ください。
●カメラによっては、ファインダーの上部がけられる「ミラー切れ」が起こることがあります。これは、ミラーが小さいなど、ファインダーに十分な光が届かないために起こる現象で、撮影する画像には影響はありません。
あまりに多彩な50EDIIの組み合わせ例
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(1)
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】+MMF-1【9857】+【7528】+【7604】+【7205】+【7000】+【5005】+EOS
※上記の組み合わせで一眼レフカメラで無限遠~近距離まで合焦します。眼視も【7522】があれば直視・天頂プリズム共に合焦します。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(2)
カメラ三脚への取り付けは、上記のように、鏡筒バンド60φ【7060】とバランスプレートN【3108】の併用がお勧めです。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(3)
中央に別売のミニマイクロフォーカス接眼部MMF-1とヘリコイドを配置。こんな芸当が出来るのはボーグだけ。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(4)
好きな位置に好きなものを配置。主導権はあくまであなたにあります。ボーグならではの自己表現です。
50EDII+新型1.4倍テレコンGRの使用例(1)
一例ですが、この組み合わせは非常に使いやすいです。HT-1+HT-2使用
ある日の中川昇の機材紹介 50EDII+絞りM57+ヘリコイド3連+GH-1
後方のエツミ製のバックにこの機材(2分割)と一脚、カメラ、双眼鏡、折畳傘等が余裕で入ります。
50EDIIと45EDIIの大きさの比較
後方が50EDII。分割鏡筒のお陰でここまでコンパクトに。手前は45EDII+MMF-1
50ED対物レンズセルと絞りM57
絞りM57【7057】を併用することにより、被写界深度を利用した撮影や細かい光量の調整が可能になりました。
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
あまりにもシャープな作例画像の数々
ミニボーグ50EDII+絞りM57+GH-1によるカワセミの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/14
16:9から強引トリミング、一脚+HT-2による半手持ち撮影
50EDII+GH-1によるカワセミの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/07
50EDII+GH-1+ISO250+1/200秒+HT-2+一脚による半手持ち撮影+強引トリミング
カルガモの微細構造 50EDII+新型1.4倍テレコンGR+GH1+ISO800+1/200秒+16:9 ・ノートリミング+HT-1+HT-2使用 撮影:中川昇
光学系の素晴らしさもさることながら、GH-1の写りも捨てがたいものがあります。色再現も素晴らしく、現状で最強の組み合わせかもしれません。
50EDII+GH-1によるカルガモの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/07
50EDII+GH-1+ISO640+1/500秒+HT-2+一脚による半手持ち撮影+ノートリミング
50EDII+新型1.4倍テレコンGRによる月面 撮影:中川昇 2009/06/01 会社駐車場にて
MMF-1+7860重連+GH-1 カメラ三脚 セルフタイマー ISO200 1/50秒 S:2/5
50EDII+GH-1+絞りM57(半絞り絞る)によるアオサギ1 撮影:中川昇 一脚+HT-2による半手持ち 16:9ノートリミング
50EDII+GH-1+絞りM57(半絞り絞る)によるアオサギ2 撮影:中川昇 一脚+HT-2による半手持ち トリミング
50EDII+絞りM57【7057】(半絞り)+GH-1+一脚+HT-2による奈良の鹿の毛の微細構造 撮影:中川昇
50EDII+絞りM57【7057】(半絞り)+GH-1+一脚+HT-2による奈良の小鹿の毛の微細構造 撮影:中川昇
野鳥に電車に太陽によく写る、良く見える。
50EDII+マイクロフォーサーズによる太陽
50EDII直焦点+GH-1+16:9・ノートリミング この画像から日食のイメージをしてみてください。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】によるカワセミの捕食
50EDII+新型1.4倍テレコン+MMF1+GH-1 HT-1+HT-2使用
水しぶきを上げながら通過する新幹線 50EDII対物レンズ+GH-1+ISO1600+完全手持ち+16:9ノートリ 撮影:中川昇
この新対物レンズ実に良く写ります。天体、野鳥以外にも電車・飛行機・カーレースにも十分使えそうです。
満月2日前(2009/07/05) 50EDII+7215+E-P1+小型三脚使用+トリミング+ISO100
フラット+JPEG・M・★★+フォトショップでシャープ 撮影:中川昇
月面 50EDII+7215+E-P1+MMF-1+片持ちフォーク式赤道儀 撮影:中川昇 09/08/26
月面 50EDII+7215+E-P1+MMF-1+片持ちフォーク式赤道儀 撮影:中川昇 09/08/27
周辺まで切れの良い写りは長焦点F10のお陰です。長く愛用できる望遠鏡だと思います。
200台完売しました。
2008年8月1日の皆既日食
BORG77EDII・F4.3/6.6DGセット+EOS40D 撮影:星ナビ編集部 川村晶様
500mmなのに軽くて分解できる。
新製品 ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】 <限定200台>
¥41,000(税込) OD特価¥34,800(税込) 2009年6月25日発売済
※この製品は200台完売しました。
<主な仕様>
●口径:50mm●焦点距離:500mm●F:10●2群2枚EDアポクロマート●マルチコート●鏡筒重量:480g
●鏡筒全長:312mm(60φ鏡筒L153mm×2本)+対物セル+対物フードの計4分割●フードの先端に52mmフィルターが装着可能●付属品:キャップ、フード、対物レンズ、鏡筒L153mm×2本(接眼部は別売)
※写真の接眼部MMF-1は別売 ※写真の組み合わせでは合焦しません。延長筒等が必要です。 ※写真は試作品です。
※本機種の望遠レンズセットは予定していません。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の付属品
フード、対物レンズ(セル付)、鏡筒L153mm×2本(接続アダプター付)※画像は試作品です。量産品はフードとセルが分割出来ます。
50EDII対物レンズの鏡筒のバラ売りを開始します。いずれも限定販売・在庫限りです。
※60φL153鏡筒【7615】はアダプター【7616】は別売です。2009年9月4日から販売開始です。直販可能。
品番 | 対物側ネジ | 接眼側ネジ | 備考 |
7615 | M57P0.75メス | M57P0.75メス | 内側は植毛紙貼付 |
7616 | M57P0.75オス | M57P0.75オス | 光路長4mm、絞り兼用、52mmフィルターネジ |
20521 | 52mmフィルターネジ | M57P0.75オス | 前後キャップ付 |
50ED対物レンズ【2052】の対物セルの詳細
量産品は右の画像のように対物セルが外せます。左の画像のように前後にキャップをすることも可能です。
対物レンズセルの内側はM57ですので、絞りM57【7057】も装着可能です。
50EDII用フードに装着したD4フィルター【7100】
D4フィルター【7100】は6月末に最終入荷50枚があります。→完売しました。
<本製品の組み合わせ例>
(1)眼視:31.7ミリサイズアイピースによる直視の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7604】+【7205】+MMF-1【9857】+31.7ミリサイズアイピース
(2)眼視:31.7ミリサイズアイピースと31.7ミリサイズ天頂プリズム併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7602】+【7205】+MMF-1【9857】+31.7ミリ天頂プリズム【7318】+31.7ミリサイズアイピース
(3)眼視:地上プリズムEP-1【7777】併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7205】+MMF-1【9857】+【7528】+【7364】+EP-1【7777】
(4)写真:直焦点撮影の場合
50EDII対物レンズ【2052】+【7205】+MMF-1【9857】+【7528】+【7000】+各種カメラマウント+一眼カメラボデー
(5)写真:1.4倍テレコンバーターGR【7215】併用の場合
50EDII対物レンズ【2052】+MMF-1【9857】+【7528】+【7604】+【7215】+【7000】+カメラマウント+一眼カメラボデー
※上記はあくまで一例です。実際には無限に組み合わせが考えられますので、ご予算とお手持ちのパーツとご相談いただければ幸いです。
※眼視はビクセン製LVシリーズアイピースでの合焦例です。他のアイピースでは延長筒の変更が必要な場合があります。
※出来れば、延長筒の代わりにヘリコイドを挿入すると合焦の幅が広がって便利です。
※協栄産業東京店オリジナルセットの情報はこちら。
<本製品の特長>
●皆既日食撮影時に最も気になるゴーストの排除を対物レンズ設計時から意識した業界初のゴーストレデュースタイプの望遠鏡です。
●以前から天体望遠鏡による直焦点撮影がもっともゴーストが出にくいといわれていますが、その中でも恐らく一番ゴーストが出にくいと思われる望遠鏡です。
●メイン鏡筒を2分割、対物レンズ部を含めると4分割に分解可能なボーグならではのコンパクト設計です。
●最大でも153mmの長さに収まりますので、荷物制限の多い海外旅行にも手荷物で持ち運べます。
●500mmという長焦点にも関わらず、鏡筒重量はわずか480gと超軽量ですから、手持ち、半手持ち撮影が十分可能です。
●野鳥用にはF10という暗さがネックですが、最近の一眼デジカメの高性能化により、高感度ノイズが減ったため、意外と早いシャッタースピードが切れるので大きなデメリットとはいえなくなりました。
●むしろFが暗い分、名機と呼ばれる45EDIIよりもさらにシャープなので、大トリミングに耐えるカミソリのような切れ味を有しています。
●F10の直焦点でも、電子マウントアダプターでフォーカスインジケーターが一応(やや鈍い)反応します。
●皆既日食後でも、朝日や夕日のゴーストの少ないシャープな描写が得られる貴重なレンズとして有効活用できます。
●月面撮影にも最適。特に月齢の連続写真をコンスタントに撮るには最適な機材です。
●地球照の撮影や星食の撮影など、極端にゴーストを嫌う場面でも有利です。
●これから活発化すると思われる太陽黒点の継続撮影にももちろん最適です。D4フィルターも生きます。
●2012年の金環日食にも、そのまま使えます。
●とにかく失敗が少ないレンズです。誰が撮ってもコンスタントにきれいな写真が得られる確率が一番高い望遠鏡です。ゴーストの失敗、ピンボケの失敗、ブレの失敗等から逃れやすい性質の望遠鏡です。
●52mmのフィルターネジがフードの先端に切ってあります。
●鏡筒内には全面に植毛紙を添付。絞りも1箇所に設けていますので、遮光対策もバッチリです。
●ミニボーグシステムに繋がるM57ネジを採用。お手持ちのボーグパーツが有効に使えます。
●付属の延長筒60φL153mmは貴重な60φのロング延長筒。他のミニボーグにも流用可能。
●同時発売の新型1.4倍テレコンバーターGR【7215】との相性が抜群です。最強の組み合わせです。
●分割鏡筒の接続アダプター(絞り兼用)の内側にも隠れ52mmフィルターネジがあります。
●対物セルだけが簡単に外れますので、移動時もかさばりませんし、防湿庫に入れての保管も容易です。
<本製品開発の背景>
今回の対物レンズは皆既日食撮影用の天体望遠鏡を目指しましたが、開発テーマは3つ。
ひとつは「ゴーストの排除」、もうひとつは「天体望遠鏡の高解像力を堪能できるレンズ」、最後は「気軽に使える望遠レンズ」を目指しました。
皆既日食には実は相当なリスクがあります。天候のリスク、職場を休んで出かけるリスク等々ありますが、せっかく高い旅費と貴重な休みを費やして日食に出かけても、肝心の写真がゴーストだらけだったら・・・。そこで、ゴーストがでにくい望遠鏡を作ろうと思い立ちました。実はゴーストの除去は当然各カメラメーカーも長年取り組んでいるヘビーなテーマなのですが、そう簡単には解決しないテーマなのです。ただ、天体望遠鏡はもともとレンズ構成が2枚という単純な光学系のため、そもそも直焦点ではゴーストが出にくいといわれてきました。さらに今回は、対物レンズに秘策を施してあり、弊社のテストの範囲ではゴーストは全く確認できませんでした。
本製品はテレコンバーターを入れずに500mmとしたことにより、必然的にF10という暗さになりましたが、これがかえって幸いし、非常に高性能な対物レンズが出来上がりました。カメラ用の500mm望遠レンズとは全く異次元のシャープさを有し、天体望遠鏡の中でも傑出した高解像力を誇ります。
このレンズを味わうと他の望遠レンズや望遠鏡を使う気がしなくなるかもしれません。
これだけの高性能を有していても、高価で重いレンズではボーグらしくありません。今回もボーグならではのリーズナブルな価格と500mm望遠とは思えない軽さを実現しましたので、きっとご満足いただけると思います。限定200台ですので、ご予約を急いだほうがいいかもしれません。
<本製品使用上の注意>
●本製品【6052】だけでは合焦しません。別売のミニボーグ鏡筒【6160】、各種延長筒、各種ヘリコイド、MMF-1【9857】、ミニミニドロチューブ【7205】等が必要になります。
●本製品を使用した望遠レンズセット等のセット販売は予定していません。必要なパーツは別途お求めください。
●本製品の画像は試作品です。量産品は、フード、対物セル、分割鏡筒に分解できます。
●カメラ三脚や片持ちフォーク式赤道儀【3101】への固定は鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートNをご利用ください。ビクセン互換のアリミゾにはアタッチメントプレートWT等を併用ください。
●カメラによっては、ファインダーの上部がけられる「ミラー切れ」が起こることがあります。これは、ミラーが小さいなど、ファインダーに十分な光が届かないために起こる現象で、撮影する画像には影響はありません。
あまりに多彩な50EDIIの組み合わせ例
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(1)
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】+MMF-1【9857】+【7528】+【7604】+【7205】+【7000】+【5005】+EOS
※上記の組み合わせで一眼レフカメラで無限遠~近距離まで合焦します。眼視も【7522】があれば直視・天頂プリズム共に合焦します。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(2)
カメラ三脚への取り付けは、上記のように、鏡筒バンド60φ【7060】とバランスプレートN【3108】の併用がお勧めです。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(3)
中央に別売のミニマイクロフォーカス接眼部MMF-1とヘリコイドを配置。こんな芸当が出来るのはボーグだけ。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】の組み合わせ例(4)
好きな位置に好きなものを配置。主導権はあくまであなたにあります。ボーグならではの自己表現です。
50EDII+新型1.4倍テレコンGRの使用例(1)
一例ですが、この組み合わせは非常に使いやすいです。HT-1+HT-2使用
ある日の中川昇の機材紹介 50EDII+絞りM57+ヘリコイド3連+GH-1
後方のエツミ製のバックにこの機材(2分割)と一脚、カメラ、双眼鏡、折畳傘等が余裕で入ります。
50EDIIと45EDIIの大きさの比較
後方が50EDII。分割鏡筒のお陰でここまでコンパクトに。手前は45EDII+MMF-1
50ED対物レンズセルと絞りM57
絞りM57【7057】を併用することにより、被写界深度を利用した撮影や細かい光量の調整が可能になりました。
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
50EDII天体セットもどき ※この状態(7318併用時)で無限遠に合焦します。
50EDII+絞りM57【7057】+MMF-1【9857】+31.7天頂プリズム【7318】+アイピース+鏡筒バンド60φ【7060】+バランスプレートN【3108】+片持ちフォーク式赤道儀【3101】
あまりにもシャープな作例画像の数々
ミニボーグ50EDII+絞りM57+GH-1によるカワセミの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/14
16:9から強引トリミング、一脚+HT-2による半手持ち撮影
50EDII+GH-1によるカワセミの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/07
50EDII+GH-1+ISO250+1/200秒+HT-2+一脚による半手持ち撮影+強引トリミング
カルガモの微細構造 50EDII+新型1.4倍テレコンGR+GH1+ISO800+1/200秒+16:9 ・ノートリミング+HT-1+HT-2使用 撮影:中川昇
光学系の素晴らしさもさることながら、GH-1の写りも捨てがたいものがあります。色再現も素晴らしく、現状で最強の組み合わせかもしれません。
50EDII+GH-1によるカルガモの幼鳥 撮影:中川昇 09/06/07
50EDII+GH-1+ISO640+1/500秒+HT-2+一脚による半手持ち撮影+ノートリミング
50EDII+新型1.4倍テレコンGRによる月面 撮影:中川昇 2009/06/01 会社駐車場にて
MMF-1+7860重連+GH-1 カメラ三脚 セルフタイマー ISO200 1/50秒 S:2/5
50EDII+GH-1+絞りM57(半絞り絞る)によるアオサギ1 撮影:中川昇 一脚+HT-2による半手持ち 16:9ノートリミング
50EDII+GH-1+絞りM57(半絞り絞る)によるアオサギ2 撮影:中川昇 一脚+HT-2による半手持ち トリミング
50EDII+絞りM57【7057】(半絞り)+GH-1+一脚+HT-2による奈良の鹿の毛の微細構造 撮影:中川昇
50EDII+絞りM57【7057】(半絞り)+GH-1+一脚+HT-2による奈良の小鹿の毛の微細構造 撮影:中川昇
野鳥に電車に太陽によく写る、良く見える。
50EDII+マイクロフォーサーズによる太陽
50EDII直焦点+GH-1+16:9・ノートリミング この画像から日食のイメージをしてみてください。
ミニボーグ50EDII対物レンズ【2052】によるカワセミの捕食
50EDII+新型1.4倍テレコン+MMF1+GH-1 HT-1+HT-2使用
水しぶきを上げながら通過する新幹線 50EDII対物レンズ+GH-1+ISO1600+完全手持ち+16:9ノートリ 撮影:中川昇
この新対物レンズ実に良く写ります。天体、野鳥以外にも電車・飛行機・カーレースにも十分使えそうです。
満月2日前(2009/07/05) 50EDII+7215+E-P1+小型三脚使用+トリミング+ISO100
フラット+JPEG・M・★★+フォトショップでシャープ 撮影:中川昇
月面 50EDII+7215+E-P1+MMF-1+片持ちフォーク式赤道儀 撮影:中川昇 09/08/26
月面 50EDII+7215+E-P1+MMF-1+片持ちフォーク式赤道儀 撮影:中川昇 09/08/27
周辺まで切れの良い写りは長焦点F10のお陰です。長く愛用できる望遠鏡だと思います。