BORG WORLD 画像作例集
2013年11月27日 15:36 67FL,7885,EOS50D,星座

67FL量産品(0.85DG ピント中間 APS-C周辺)s.jpg

カペラ付近 BORG67FL(量産品)+レデューサー0.85×DG【7885】+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影者:中西直樹様 薄雲を通しての撮影のため、輝星に滲みあり。
<撮影者のコメント>
輝星をAPS-C周辺に配置したテスト画像です。妙な光条もでません。うっすらと十字の星割れが起きますが、星像の流れも、ほぼありません。周辺部のピントも、許容範囲だと思います。ピント位置に関しては、中心部をジャスピンにすると、APS-C周辺部が像面湾曲+残存コマ収差?のためか、特に中間輝星の像が乱れます。逆に、周辺部をジャスピンにすると、今度は中心部が明らかにピンボケになります。そのため、中間部でピントを合わせるのがお勧めです。これだと、上記の画像のように、ほぼ全面で良好な星像が得られる感じです。

67FL量産品(0[1].85DG 50D).jpg

今回の撮影機材 BORG67FL(量産品)+7860+7604+レデューサー0.85×DG【7885】+5005+EOS50Dボデー 撮影者:中西直樹様 ※弊社注:7860の前に7603、後ろに7602+7601の組み合わせがベターだと思います。
<中川コメント>
67FL+7885の組み合わせだとf255mmF3.8フローライトという超魅力的なスペックの望遠レンズになります。APS-Cまでなら、7870よりも軽くてリーズナブルなので、レデューサー0.85×DG【7885】という選択肢もあります。正直いいまして、つい最近まで盲点の組み合わせでした。

<撮影者のコメント>
正直言って、レデューサー0.85×DG【7885】は、思ったよりも補正ができています。マッチングは、かなりよいです。  (対物が非常に明るいですし、補正レンズのバックフォーカスも基本的に調整できないので難しいと思っていました)

一般撮影は言うまでもなく、天体撮影にも十分使用可能なレベルです。ただし、レベルが高いユーザーの場合は、上記のように中間部でピントを合わせて全面をできるだけフラットにするということを注意したほうがよいです。(ライブビューの10倍で十分判断できるレベルなので、意外と合わせやすい)

1.08DG【7108】+フルサイズでは非常にシビアだったスケアリングですが、APS-Cということもあって、ほとんど問題を感じませんでした。レデューサー0.85×DG【7885】仕様は、非常に軽いですし、安価ですし、APS-Cまでなら、非常にお勧めできる組み合わせです。既にミニボーグ+レデューサー0.85×DG【7885】を持っている人は、67FL対物を購入するだけですぐに使用できます。(各種延長筒を持っていない人はいないでしょうから) ミラーレスに組み合わせると、かなり軽量で魅力的です。

あとスペックもかなり魅力的です。APS-Cに付けてフルサイズ換算にするとf400mmF4と言ったイメージです。1.08DGフラットナー【7108】では、せっかくの明るさが若干暗くなりますが、レデューサー0.85×DG【7885】だとf255mmF3.8と明るく非常に魅力的です。この明るさでAPS-Cまでなら、ほぼ完璧な光学系はなかなかないと思います(しかも、意外と安価) 。ただ、1.08DGフラットナー【7108】のフルサイズ対応も捨てがたいです。やはり、フルサイズ対応のレデューサー(例:0.85DGLのリニューアル等)が近いうちに必要と感じます。

<中川総合コメント>
中西さんからタイムリーなレポートが届きました。67FLと7870のレデューサーとの相性がいまひとつの中、レデューサー0.85×DG【7885】との相性が良いという情報は67FL導入に当たって勇気百倍の情報です。255/3.8FLという魅力的なスペックは多くの人を魅了するでしょう。社内の地上テストでも良好な結果が出ています。少なくとも野鳥撮影には問題ない高性能です。中西さんから、さらに天体写真の素晴らしい作例が届くことを期待したいと思います。67FLの価格等の基本情報は29日(金)に発表予定です。今しばらくお待ちください。

P.S.最新在庫表を更新しました。今月も売れすぎで多くのBORGが品切れ状態です。多くのBORGの次回入荷は12/中~の予定です。お早目のご予約をおススメいたします。

P.S.2 25日、26日とボーグブログのアクセス数が今年最高を更新した件ですが、理由が分かりました。弊社も大変お世話になっている動物写真家の小原玲先生のブログで本ブログを2回に渡って紹介いただいたからのようです。ボーグユーザーでもある小原先生は最近、ブログで非常に鋭いご意見を記事にされており、私も毎日チェックしていますが、特に「プロ写真家は着実にミラーレスを導入し始めている」という記事は大変興味深い記事です。

P.S.3 まず事実として、BORGのカメラマウントの販売数をみると、かってはEOS用とニコン用が圧倒的に優位だったのが、今年はついにミラーレス陣営がニコン・キヤノン等の一眼レフ陣営の販売総数を上回りました。これは史上初の現象です。一度逆転したら、このまま差は開く一方だと思われます。すでにデジボーグの販売の現場では逆転現象が起きているのです。

P.S.4 この現象を一眼レフ陣営がどう受け取るか?ということになりますが、私は早急に手を打つべきだと思います。すでに遅いかもしれませんが、ミラーレスに追随するのか?さらにその先を行く新手を探すのか?いずれにしてもそう時間はないと思います。そんな中、注目すべきはフジフイルムの動きです。小原先生が強く推されているフジXシリーズですが、ありがたいことに小原先生は私のX-pro1の記事をみてフジX-pro1を購入されたそうです。

P.S.5 私にとってもフジX-pro1の描写の繊細さは実に衝撃的でした。実は先日の栃木でのトミーテック写真同好会の撮影会でも栃木のS君がどうしてもフジX-pro1を使ってみたいというので、私のX-pro1を持参して現場で使ってもらいました。そうしたら、カタログやHPでは分からないX-pro1の使いやすさや画像の素晴らしさに感激してしまい、S君は帰りに地元のカメラ屋さんで速攻で注文したそうです。フジがもう少し宣伝に工夫すれば、このデジカメの素晴らしさに気付く人はさらに増えるでしょう。そうすれば、BORGを必要とする方も増えるという構図です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。 

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