■10月29日発売の「ミラーレス一眼でネイチャーフォト」(アストロアーツ刊)の表紙、BORG広告、目次
<中川コメント>
アストロアーツは商売が上手です。天体だけでなく、ネイチャーフォト全般の撮影テクニックを最近流行のミラーレス一眼に絞ったことがこのムック本のポイントです。いかに一眼ユーザーに天体写真への興味をもってもらえるか?それには入り口は天体写真一辺倒でない方が良いのです。記事はプロカメラマンの機材、作例、テクニックが満載です。BORGもしばしば登場します。ぜひ手元に置いておきたい1冊です。理屈抜きで作例写真をみているだけで、心が和んできます。
<トークショー&サイン会のお知らせ>
11月11日(日)には、「ミラーレス一眼でネイチャーフォト」の出版を記念して、トークショー&サイン会を開催します。出演者は、海野和男さん、岡嶋和幸さん、川口正志さん、中野耕志さん、吉住志穂さんです。入場料は無料です。 詳しくはこちらをごらんください。特に海野和男先生は非常に有名な昆虫写真家で、お会いできるだけで光栄な方ですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?会場の日本写真学院というところも興味を惹かれるところではあります。
カワセミ2枚共通データ:BORG71FL+TC-16A改+D7000 撮影:カワセミハイスピード様
<撮影者のコメント>
いつもメインフィールドでお世話になっている「カワセミハイスピード」です。機材は71FL+TC-16A改+D7000で、曇りの日や近距離の場合は自作レデューサー(本当はBorg純正が欲しいのですが)を入れます。
鷹と共通しますが、空中のホバリングはマニュアルフォーカス(MF)のほうが確実です。空抜けや、手前の障害物にAFがひっぱられる心配がありません。ただし、ある程度時間がないMFできないので、鷹の飛翔なら広い範囲の見える山頂、ホバリングなら長いホバリングをする個体を狙うのが良い気がします。
一度MFでピントがあったら、TC-16Aを親指フォーカスで作動させ以後はTC-16Aでフォーカス追尾させます。止まり物でも、ホバリング狙いでも、TC-16AでAFできる範囲は限られるので、カワセミが動かないうちや、来ないうちから「どの範囲でAF可能か」を把握し調整します。
その時々のフィールドで、ドローチューブで調整して、ヘリコイドでピント調整できる範囲を調整するのと同じだと思います。
ときには、TC-16AでAFできる範囲を超えた場所でホバリングして、ヘリコイドや、さらにドローチューブで調整したこともありました。また
そのような操作がとっさにできず失敗したことも多数ありますが、やっと最近コツがつかめたような気がします。
いずれにしろ、電車や徒歩が移動手段なので、軽量で写りが良く、完全AFできない不便さは、逆に自分の機材の扱い方や撮影の戦略が試されるようで、スポーツのような面白さを感じています。今のところ、これ以上の組み合わせは自分にとってはありません。
サシバ幼鳥 BORG71FL+TC-16A改+D7000 撮影:カワセミハイスピード様
ハチクマ BORG71FL+TC-16A改+D7000 撮影:カワセミハイスピード様
渡りでないハヤブサ BORG71FL+TC-16A改+D7000 撮影:カワセミハイスピード様
今回の撮影機材(カワセミ&猛禽類):BORG71FL+絞りM57+7758+ミニボーグ鏡筒+TC-16A改+D7000
<撮影者のコメント>
いつもメインフィールドでお世話になっている「カワセミハイスピード」です。横須賀の武山で撮影した鷹の画像を添付します。
機材はカワセミと同じ71FL+TC-16A改+D7000で、曇りの日は自作レデューサー(本当はBorg純正が欲しいのですが)で、機材写真は本日カワセミのホバを撮ったときの状態(自作レデューサー有)です。
単身赴任寮のそばのお山には、秋になると南へ渡る鷹が観察できます。去年は、初めて少しだけ撮影しました。今年は9月下旬から撮影を始めて、途中から撮影から観察主体に切り替えました。
北東から来る鷹を、双眼鏡やフィールドスコープで種類を識別して(この山には、トビやカラス、他に渡りでないオオタカやハヤブサ、チョウゲンボウ、ノスリ)、できればオスかメスか、幼鳥か成鳥かなどを判断します。
主にサシバと、ハチクマの渡りが観察できます。自分は、まだまだ鷹の識別がそれほどできないので、写真で撮って、ベテランの方に判定してもらう材料にします。平日は観察する人が少なかったので、出社前だけ観察&記録写真を撮りました。71FLは軽くて、写りも良いので最適でした。ヘリコイドで一度ピントを合わせたら、TC-16Aを親指AFで喰いつかせて連射します。空抜けもなく、去年よりは歩留まりも良く撮影できました。
とりあえず撮影した十数日のうち、三日分からセレクトしたので、適当な写真ですみません。
ブログも合わせてご覧ください。http://kfhighspeed.blog.fc2.com/
<中川コメント>
いつもMFでお世話になっているカワセミハイスピードさんの作品です。ハンドルネームの通り、彼のカワセミのハイスピード動画は素晴らしいものがあります。ブログからたどってみてください。カワセミはMFでも見られますが、横須賀の猛禽類は私の憧れの対象です。来年はカワセミハイスピードさんに案内してもらおうと画策しています。
P.S.今日はとにかくBORG本体が売れに売れました。特に45EDII、71FL、77EDIIが人気です。50FLは超高性能で中川的には超お勧めなのですが、なぜかいまひとつ人気がありません。ミラーレスとの相性も抜群なのですが、性能がよければ売れるというものではないという良い見本でしょう。いずれにしても、秋らしくなって、皆さんうずうずしてきたようです。今日紹介したミラーレス一眼のムック本や週末に開催されるJBF、そして○○(秘密です)・・・BORGが売れる要素が続々と投入されてきます。というわけで、BORGを狙っている方は急がないと買いそびれる恐れがあります。お早めにご決断を!
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