BORG WORLD 画像作例集
2012年2月 3日 11:54 77EDII,E-P3,Q,月面

moon_s.jpg

<撮影機材>
BORG77EDⅡ+ 1.4テレコンバーターDG + PENTAX Q + 雲台Velbon PH-360 +マルチクランプHT-1 (+ベランダの手すり) トリミング 撮影者:D*isuke

<撮影者のコメント>
ご無沙汰しております。以前にPENTAX Qのファンサイトhttp://q-fan.clockahead.com/制作の折、お世話になりました『D*isuke』と申します。12月頭にBORG77EDⅡのセットを購入して以来、月の撮影を続けていたのですが、この度、ようやく自分の中で納得の行く写真を撮れたので写真を投稿させて頂きました。望遠鏡自体の購入が初めてということもあり、機材の扱いなど慣れないことが多く購入してから写真が撮れるようになるまで随分時間がかかりましたが、BORGのレンズの素性の良さと相まって、満足いく写真を撮れたときのこの満足感は何物にも変えがたい気がします。 

<余談>
現在、社会人をしているのですが、広くない単身者用のアパートに住んでいるため、77EDIIを購入の際に、望遠鏡用の三脚を置くスペースが部屋に無い上、そのとき色々ショップにあるものを見ていたら ガイド撮影可能な赤道儀が欲しくなり、足回り(三脚・台)をどうするか迷ったということがあり、そのときは「赤道儀を買うお金を貯めるまでは、とりあえずクランプと適当な雲台を買って、ベランダの手すりに固定しよう」と安直な発想をしてしまいました。
そのようなわけで、当初は安物の雲台で、77EDIIを使っていたため思うようなシャープな像を結ぶことができず、苦戦してしまいました。色々考えて調べた結果、雲台の耐荷重(強度)がどうも足りてないと気付き、今の雲台を買うにいたった次第です。今まで、雲台はおろか三脚自体に凝ったことがなかったので雲台によって、カメラの安定度がまるっきり変わることに驚いています。それにしても、雲台だと操作性が悪いですね(と、ココまで来てやっと気付きました)。
中川様からすれば 「最初からBORGの片持ちフォーク式赤道儀を買えばよかったのに!」と思われるようなことかとは思うのですが、何も知らない当時の自分には、値段がちょっと納得いかなかったということもあり敬遠してしまっていました。(望遠鏡を支えるだけの強度を備えた赤道儀が、あの小さなサイズで実現されていることに物凄い価値があると、今なら分かるのですが・・・^^;;)
とはいえ、撮影機材について事細かに調べるという、なかなか貴重な経験が積めたのも自由度の高いBORGのおかげかなと今は思っています(笑 
話し出すと、BORGについていくらでも話したいことが出てきそうな勢いなのですが、きりがないので今日はこのあたりにしたいと思います。お忙しいところ、長文にお付き合いただきありがとうございます。貴社の益々の発展を期待しております。

<中川コメント>
PENTAX Qのファンサイトhttp://q-fan.clockahead.com/の管理人の『D*isuke』さんからの投稿です。撮影の苦労話は非常に面白かったです。同様の経験をされている方は多いかと思いますが、このブログでおススメしても、すぐに反応される方はごくわずかで、多くの方が回り道をされて、最後に「やっぱり中川の言うことは正解だった」というパターンが多いようです。ただ、これは仕方の無いことで、メーカーの言うことをいちいち聞いていたら、お金がいくらあっても足りません。ここのところ、Qのカメラマウントはよく売れていて、初回の200個がほぼ完売状態で、次回ロットを手配中です。この冬にカメラ本体が相当売れたようです。 このQに上から覗けるEVFかフリーアングルの液晶が付いていれば最強なのですが、この大きさでは難しいのかもしれません。今の価格ならQは月面、惑星、野鳥(トマリモノ)用カメラとしておススメできます。

P2036863st.jpg 2月3日の月面 50FL(直焦点)+7860+7615+7608+7000+7921+5011+オリンパスE-P3+TOAST-pro(自動追尾)+新型プレート+片持ちフォーク式赤道儀+カメラ三脚 撮影:中川昇 トリミング i-FINISH

<中川コメント>
今日はシーイングが比較的よく、まずまずよく写りました。400mm直焦点では拡大率が不足だという意見もありますが、全然そんなことはありません。ミラーレス一眼+トリミングで十分に写ります。50FLは入門用としてもマニアのサブ機としても本当におススメです。後悔はさせませんよ。金環日食にも最適なので、とりあえず1台という方には無難かつ最適な選択だと思います。現在、即納です。

P.S.月面写真といえば、3月号の天文ガイドにBORG77EDIIで撮影した非常に素晴らしい上弦の月の写真が入選しています。小口径でも工夫次第でここまで撮れるといういい見本だと思います。皆さんの最終的な目標になる凄い月面は、ぜひ雑誌を購入してご覧ください。

P.S.2 今回の私の月面写真でも使用したTOAST+BORGは、CP+のBORGブースでも展示しますが、TOASTのブースでもBORGを展示することになりました。お互いに展示し合うという相乗効果を狙ったものです。TOASTのHPの最新情報では、TOASTに71FLを搭載して撮影した星雲・星団の画像が掲載されていますが、これまたよく撮れています。ぜひ、参考にしてください。

P.S.3 今日もユーザー投稿が引きも切らず、掲載し切れません。皆さん、ブログの作例に相当な刺激を受けられているようで、力作ぞろいです。ただ、掲載はCP+の後になるかもしれません。今しばらくお待ちください。また、CP+の期間中は、スタッフ総出の予定なので様々な業務が滞ります。ご了承ください。今日CP+の準備をようやく始めました。明日から本ブログで見所を情報発信する予定です。ご期待ください。

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