本日１回目の更新です。

マルチフフラットナー1.08×DG【7108】の目盛の意味：77EDIIなら500の目盛が隠れる位置で固定してください、という意味です。71FLの場合は400の目盛が隠れる位置で使用します。例外は45EDIIで340の目盛の方が周辺像がよくなります。他の焦点距離の場合も、周辺像を重視するか？中間像を重視するか？で微妙に位置を変えた方が良い場合があります。野鳥用、風景用では無視できますが、シビアな天体用の場合は、前後１ミリの範囲で僅かずつずらしながらテスト撮影されると、好みの星像が得られると思います。

＜中川コメント＞お陰さまでフラットナーの予約好調です。ありがとうございます。フラットナーの役割として、像を平坦化するというのが大きな役割なのですが、副産物として、色収差が減る、ということがあります。特にアクロマートの色収差を減じる効果が大きいので、50アクロ、60アクロ、100アクロをお持ちの方はもちろん、他社製のアクロマートでｆ300～800mm前後の屈折であれば、意外にシャープな像に驚かれるかもしれません。もちろん、周辺像は劇的に改善されます。この辺は古いレンズがこのフラットナーでデジタル用として蘇る可能性もあるので、多くの方のチャレンジに期待したいところでもあります。