<本製品の特長>
◎フルサイズ対応。200mm。F3.6。フローライト採用。星雲・星団の撮影に適したスペックをフル搭載。
◎フローライト採用の55FL対物レンズと専用レデューサー0.8×DGQ【7880】の最強コンビ。
◎天体写真に耐える5群6枚の高性能レンズ。F3.6と明るくフルサイズ対応の200mm望遠は他にない。
◎カメラレンズの単焦点200mmとあまり変わらない全長199mmというコンパクトボディ。
◎一式637gという軽量ボディのお蔭でSWATやポラリエといったポータブル赤道儀に楽々と同架可能。
◎都会でも気軽に撮影が楽しめる光害カットフィルターなどのフィルターワークが自由自在。
◎フローライトレンズを使用した光学系なので、色ニジミが少なくシャープな像を実現。
◎F4を切る明るさもこのレンズの魅力。F4を切ると急に淡い星雲の写りが良くなる。
◎周辺光量は43Φで75%と非常に豊富。画像処理も手がかかりません。
◎ピント合わせは最新の高精度ヘリコイド。ピントの再現性に優れた目盛とストッパー付。
◎2016年4月28日発売の新製品、マルチバンド60Φ【7065】を併用するとさらに快適な撮影が可能。
◎信頼のオール日本製。メーカー保証も3年間。最新のデジタル対応のレンズ設計。
◎本製品の仕様概要はこちら。三脚への装着は新しいマルチバンド60Φ【7065】がおすすめです。
<本製品があるとこんなに便利・野鳥編>
●ズームレンズの200mm域とは一線を画す超高画質。BORG画質の200mm。
●フルサイズのカメラと組み合わせると野鳥のトビモノ画像がBORG画質でGETできる可能性が高まる。
●写野の端っこでも写ってさえいれば、大トリミングしてシャープなトビモノ画像が得られる。
●明るくて極めてシャープなので、いわゆる「AFボーグ」の合焦確率が高まる。
●野鳥撮影だけでなく、一般撮影(風景・飛行機・鉄道・動物など)が超高解像力で楽しめる。
<本製品があるとこんなに便利・天体編>
●青ニジミが少なく、フルサイズのほぼ周辺までシャープな星雲・星団の撮影が楽しめる。
●200mmフルサイズという画角はメジャーな星雲・星団の撮影に最適な画角。待望の200mmレンズ。
●2017年8月18日の北米皆既日食撮影にも好適。外部コロナの周辺までシャープに美しく再現可能。
●周辺光量はフルサイズの四隅で約75%と非常に豊富。光害地での画像処理も楽になります。
●フィルターワークが存分に楽しめるように豊富なフィルター装着方法を実現。
<本製品使用上の注意>
●フルサイズの最周辺はわずかに放射状に流れますが、これは設計通りです。ご了承ください。
●フルサイズの四隅の像にばらつきが出ることがありますが、これはカメラマウントの僅かな傾き(回転装置内蔵の5011~5017のビスの閉め忘れにも注 意)、ヘリコイドや回転装置やドロチューブの僅かな傾き等で起こる場合があります。Fが明るいレンズの場合、避けられない場合があります事をご了承くださ い。
●本製品とソニーα7等のソニーNEXマウントのフルサイズデジカメ使用の場合、マウントの関係で四隅の光量が少し減少します。ご了承ください。
●本製品はカメラマウントホルダーM【7000】をご使用ください。【7923】では所定の性能が出ません。
●ミラーレス一眼デジカメを装着する際は、必ず【7921】+【7922】を併用してください。
●本製品で【7880】を装着する際には、【7880】の各部品(セル、スペーサー、アダプター)のネジをきつく締めてから挿入してください。ネジが緩いと途中で延長筒が外 れて鏡筒内などにレンズ部が取り残される場合があります。その場合は無理に引き抜かずに押し込んであげると簡単に取り出せます。
200mmF4クラスの望遠レンズ。弊社中川にはことのほか思い入れのあるレンズなのです。というのは、私が天体写真を始めた1975年ころ、望遠レンズ といえば各社ともこの200mmF4クラスでした。私はペンタックス派だったので、SMCタクマ―200mmF4というスペックのレンズをお小遣いを貯め て買ったときのあの嬉しさ、あのワクワク感。あの興奮が今回の55FL+専用レデューサーセット開発の原点と言えます。
当時の200mm望遠レンズは決して安いモノではなく、特にF4よりも少し明るい200mmF3.5というスペックのレンズには憧れましたが、とて も手が届きませんでした。当時、ベストセラーだった藤井旭さんの「星雲・星団ガイドブック」には200mmF3.5の望遠レンズで撮影した見事な星雲星団 の写真が多数掲載されており、いつかはこういう写真を撮ってみたいもんだなあと漠然と思っておりました。
時は流れ、世の中は反射望遠鏡による直焦点時代になり、いつしか200mmというレンジは短すぎるということで天体写真ファンの間では忘れ去られていまし た。デジタル時代になり、短焦点が見直され始めましたが、せいぜい300mmどまりでそれより短い望遠レンズはズームの範疇ということもあり、カメラメー カーやレンズメーカーもあまり力を入れることなく、現在に至ります。
そして、2015年秋。改めて当時の「星雲星団ガイドブック」を開くと、200mmというレンジがとても新鮮に見えるのです。とても良い画角なのです。 40年という歳月を経て200mmの時代が再びやってきたのです。ついに55FL+専用レデューサーの時代の到来です。幸いなことに高精度なポータブル赤 道儀が低価格であり、高感度でノイズが少なく赤い星雲の写りの良いデジカメが低価格で供給されている、しかもフルサイズ時代を迎えようとしている。
そこに今回の55FL+専用レデューサー0.8×DGQセットの登場。これは偶然ではなく歴史の必然なのです。今こそ、40年前に描いた未来を買う時なのです。※こちらの記事(ページの下の方)も参照ください。
<本セットの付属品>
●55FL対物レンズ【2555】●M57ヘリコイドDXII【7761】●M57/60延長筒【7604】●レデューサー0.8×DGQ【7880】●カメラマウントホルダーM【7000】※写真のカメラ、カメラマウント、【7921】、【7922】は別売です。
※本製品のモニター、沼尻さんの専用サイトはこちら。
※ハイスピード55使いの名人、HUQさんの作例集はこちら。
<フィルターの装着についてのお詫び>
・本セットの説明書通りに、レデューサー0.8×DGQ55【7880】の先端に48mmのフィルターを装着しようとすると、M57ヘリコイドDXII【7761】の内径に干渉して入りません。これは、M57ヘリコイドDXII【7761】を1ピン仕様から2ピン仕様に改良したことに伴い、内径をわずかに狭くしたことによるものです。
・よって、48mmのフィルターを装着する場合は、(1)【7880】の後端に装着する(2)別売のフィルターBOXn【7519】を使用する(3)【7761】を後方にもっていく、等で回避してください。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
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