Nゲージ TOMIX N情報室
210号
2017.12.14
国鉄 103-1000系通勤電車(常磐・成田線・冷改車)
Vol.1 N情報室メニュー

今回のN情報室は、国鉄 103-1000系通勤電車(常磐・成田線・冷改車)を工場から届いた未塗装成形試作品(一部塗装品)で紹介致します。
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103系は国鉄通勤電車として3400両以上製造され、1000番代は常磐緩行線と地下鉄直通用に製造されたグループです。
クハ103形1000番代は地下鉄乗り入れ対策として非常用に設置された前面貫通扉が、通常形クハ103と違う外観上の大きな特徴となっています。

製品は地下鉄直通から地上線(常磐快速、成田線)に移り冷房改造された姿を再現します。

ヘッドライトは電球色LEDによる点灯。

全車両TNカプラー標準装備。

クハ103-1000奇数車の正面向かって右側下端にある穴はジャンパホース取付穴です。
偶数車では正面向かって左側にある配管モールド(左写真)は、奇数車では反対側に付きます。
さらにクハ103形1000番代の通常形との違いは
・乗務員扉がわずかに後退している
・乗客扉との間にあった戸袋窓がない
・ハシゴの形態が違う
などがあり、製品ではそれらの違いを新規金型にて再現しています。
中間車は<98974>山手線おもしろ電車で製作した物と同じですが、モハ103-1000形では新たに動力車設定により動力用床下をおこしています。
沢山並んだ自然通風式抵抗器(網状の箱)が特徴です。
屋根上は地下鉄乗り入れ対策で屋根上配置となったヒューズ箱を再現、パンタグラフはPS21形を搭載しています。
モハ102-1000形は、一部の車両を除いて床下にある電動発電機が通常のモハ102冷房車と違うブラシレスMG(モータージェネレーター)と呼ばれるものを搭載しており、その姿を再現しています。
また、側面L側の右側から2番目のドア(上写真でまん中に写っているドア)上横のルーバーの有無も通常形と作り分けています。
クハ103-1000形
モハ103-1000(M)形
モハ102-1000形
詳細情報<98272>国鉄 103-1000系通勤電車(常磐・成田線・冷改車)基本セットも合わせてご覧ください。