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ED79形電気機関車はジャックマン式と呼ばれる引張棒式の台車を採用しているため、床下には引張棒受けがあります。
上の写真で台車のすぐ脇、中央寄りにある逆三角形の機器がそれにあたります。 |
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引張棒受けは反対側面にもありますが、こちら側では台車の外側に設置されているため、スカートの下にほとんど隠れてしまい、Nゲージでは省略されるのが常識でした。
ED79では、このわずかしか見えないけれども機関車にとっては重要な引張棒受けにこだわり、再現いたしました。
(左写真上)
左写真下は分かりやすいようにスカートを外して撮影したものです。隠れてしまうところのディテールまでもが表現されていることがお分かりいただけると思います。 |
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【性能へのこだわり】 |
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ED79形電気機関車は0番代と100番代の重連で運用されることも多く、ヘッドライトの ON/OFF 切り替え機構を搭載することが求められました。
しかし、HGディーゼルカーなどに採用した方式では大きな基板が必要になり、ウェイト部分を削らなければならず、機関車にとって重要な牽引力が犠牲になってしまうという大きな問題がありました。
牽引力を犠牲にしないでヘッドライトの ON/OFF を可能にするためにトミックス技術陣が採った方法は、実にシンプルなアイデアでした。
その方法とは・・・・・
右写真の上にマウスポインタを置いてみてください。
そうです、ライトを電気的に切るのが難しければ、物理的に光を遮断してしまえばよいというわけです。
なーんだと思われるかも知れませんが、こんなシンプルな方法が使えるのも、電球に代わりほとんど熱を持たないLEDという技術の革新があったおかげなのです。
ハイテクと古典的な技のコラボレーションによって生まれたコロンブスの卵的アイデアというのは、ちょっと言い過ぎでしょうか?(笑)
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【連結間隔へのこだわり】 |
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ED79では実感的な短い連結間隔を再現するために、新規製作の密自連TNカプラー<品番:JC6351>が付属しています。(左写真右のグレーのカプラー)
従来の密自連TNカプラー(黒色)と比較してみればその差は一目瞭然ですね。
しかもED79はこのカプラーを付けてR243のカーブを通過できるというように、性能面での妥協もありません。
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【ちょっと耳寄りな情報】 |
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上で紹介したED79用の<JC6351>密自連TNカプラーですが、<JC52><JC61>などの密自連TNカプラーと取り付け寸法が同じ規格になっていますので、規格の合う他の機関車に取り付けることも可能となっています。
左上の写真はEF65-1000に取り付けてみたものです。従来サイズ密自連TNカプラー(左写真下)も十分にリアルなのですが、さらにリアルな感じが出ていませんか?
ただし、車種によっては連結間隔が短すぎて小さなカーブを曲がれなかったり、連結できない場合もありますのでご注意ください。
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